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2017年 04月 25日
帰宅途中、
中央線から神田で乗り換え、京浜東北線の鶴見で降りる。 あれ、あのおじさん同じ駅だったんや。 神田で介助されながら棒を使ってたおじさん。 鶴見に着くと、1人であの黄色いタイルを探して歩こうとしていた。 ワタシはたまたま、混雑を避けて、 少し遅れて出たところにおじさんがいる。 駅のホームは、結構危険。 階段を探しているので肘をつかみ、ご案内。 でも、おじさんは100%頼ろうとしない。 その場で大きな声で、「ありがとうございました」(もういいですよ、っぽく) といわれたけど、階段もまっすぐでなく、 混雑した人混みを斜めに登って行くのは、 見てられないので、再び肘をつかみ西口出口か、乗り換えか 確認しながら改札へ行く。 この人からすると、私はどこの誰かもわからない。 騙して変なとこに連れて行くかもしれない。 階段を上がり二回目登場した時は、おじさんにとって私は 別の人物になってるかもしれない。 途方もない盲目の人の気持ちを考えながら、 改札を出るとそれでも黄色いタイルを頼りにまっすぐ歩く。 ワタシは大丈夫かとストーカーのようについて行く。 おじさんはいつもの?っぽい曲がり角にたどり着いた時、 電話を取り出し、連絡していた。 それを見て、頼るべき人のほうがいいと思い私もまっすぐ帰る。 かつて、骨折した足を引きづりながらバス停を探してた時のように、 私も誰かに助けられる時があれば、助けることもあるのだった。 なにか、最後に鶴見駅でお返しができた気がした。 あと4日でこの駅ともお別れです。 まさえ
by suzukifronte976
| 2017-04-25 09:55
| 日常
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